Satisfaction / INO hidefumi

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ファットでシンプルなバック・トラックに、メローなフェンダー・ローズがメインにフィーチュアされた猪野 秀史のファースト・アルバム「Satisfaction」。アルバムをリリースする前にも数枚の7インチを出していたが、あっという間にソールド・アウト。BBCラジオでもフィーチャーされたり、UKなどのヨーロッパ音楽シーンで高い評価を得ていた。アルバムの曲構成は、ツボを得たセレクトのカバーが多く、音楽好きにはたまらない。今の日本、いや世界でも、Fender Rhodes(フェンダー・ローズ)という楽器をこんなに理解し、曲選び、曲作りをしているアーティストはいないのではないだろうか。


1曲目のビートが効いたユセフ・ラティフのカバー「Spartacus」。ビル・エバンス、カル・ジェイダーらもカバーした美しいメロディーの「What are you doing the rest of your life」でヤラレるはず。マイケル・ジャクソン「Billie Jean」、ビル・ウィザースのヴォーカルで有名なグローバー・ワシントンJR「Just the two of us 」、そして、ラウンジーな「Soshu-yakyoku 蘇州夜曲」も、懐かしい気持ちにさせてくれる。エンディングに相応しいジャクソンズ「Never can say goodbye」。Club Jazz好きにはもちろんだが、エレピ好きにはマストな作品。
Smokeyで渋いトラックを作り出すマッド・リブ寄りの音が好きな人もまずハマるはず。スティビー・ワンダーの曲をローズでカバーしたアルバム「Stevie」のYesterday's New Quintet」の音空間を彷彿する所もあるが、もっとメローで気持ち良い音。


   


 「Spartacus」はテリー・キャリアがアルバム「Time Peace」でもカバーしているが、これも必聴。(4HEROのREMIXヴァージョンはさらにカッチョいいー!)
当然、ユセフの原曲を聴かずしては、この曲は語れない。


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この春Tower Recordsよりリリースされたミニ・アルバム「The Force Of Exotic」も全4曲と少ないながらも、今回は全曲オリジナルの充実した作品。Exoticという名の通り、ダブ、レゲーのリズムを取り入れながら、おもちゃの鉄琴や鍵盤ハモニカなども使用し製作された、夏にピッタリなコンセプト・アルバム。これが、猪野流、未来のマーティン・デニー、アーサー・ライマンの音なのかもしれない。次回作は、またローズを全編にフィーチュアして、マイケル・ジャソンのスティービー・ワンダーが書いた「I Can't Help It」、「Human Nature」あたりをカバーしていただきたい。


INO hidefumi Official WebsSite :http://www.tenement.jp/Japanese/ir/index4.html


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