ナチュラルなランニング・フォームが自然に身に付くゼロドロップ・シューズ ALTRA Zero Drop Shoes / Lone Peak アルトラ ゼロドロップ・シューズ ローンピーク


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Sky High Mountain Worksでも、ランナーだけでなくハイカーにも大プッシュで提案しているミニマルランニング、ベアフットランニング、ミッド&フォアフットランニングだが、ここ数年ランニング業界でも雑誌やTVなどのメディアで取り上げられたり、様々なブランドから多くのミニマルランニング・シューズが多くリリースされている。今回、提案したいこのアメリカのNEWシューズブランドALTRA(アルトラ)は日本初上陸!まず当面は東のHiker's Depot、西のSky High Mountain Worksのニ店舗で販売となる。ご存知「Born To Run」の大ヒットにより世界的にベアフットランニングが普及していったが、それ以前からこのランニング・スタイルを提唱していた創設者ゴールデン・ハーパー氏のこのブランドに対する熱意をまずは知っていただきたい。

「なぜ、今新しいシューズが必要なのか?」

現在、沢山のシューズブランドが存在している状況の中、今でさえどのシューズを選んで良いか迷ってしまうのに、また新しいシューズブランドなんて本当に必要なのか ?これは私が「ALTRA」を始める前に頭の中に浮かんで来た大きな疑問でした。 元アメリカ代表の長距離ランナーという経験と、ランニングショップのマネージャーという立場から、様々なメジャーなシューズメーカーに「自然な状態」で「ヒールストライク(踵着地)を軽減出来る」シューズを作ってほしいと長年懇願し続けて来ましたが、残念ながら満足の行くシューズに出会えませんでした。

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ヒールのクッション部分を削り、「ゼロドロップ」(踵からつま先までの落差がゼロという意味)状態に改造したシューズをいくつも試し、それをランナー達に薦め始めてしばらくすると、障害を抱えたランナーやランニングをあきらめていたユーザー達から明らかな改善が見られるようになり「 ZERO DROP」のプロトタイプを作成する事になりました。その後、間もなくして「Born To Run」という本が 全米で大ヒットして、ベアフットランニングが人々に知れ渡る様になりました。

私の父は学生時代にアメリカンフットボールで膝を故障してしまい。医師からは「もう二度と走る事は出来ないだろう。」と言われていました。その後、父は独学で膝に衝撃 のかからない走り方を学び、「ヒールストライク」のしない走り方を実践するようになりました。それを続ける事で段々と走れるようになり、メジャーなマラソン大会で入賞出来るほどまでになりました。そして現在はシューズの専門家としてロッキーマウンテンにランニングショップを持っています。

ランニングショップをオープンしてから20年経ちますが、未だに運動学的に自然で「正しい」シューズは存在せず、クライントに対して最適なシューズを提供する事が出来ないでいました。我々は沢山のリサーチをし、その結果「自然な体の動き」を実現させるために「ヒールストライク」を最小限に抑える靴に辿り着きました。

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その後、様々なエキスパート達と共に試行錯誤を繰り返し、我々の熱意が一つのシューズ「ALTRA Zero Drop Shoes」を作り出しました。ここまでくるのに沢山の困難を乗り越えなくては行けませんでした。その中でも常にブレる事の無いコンセプトとして、「自然の走り方」を実現させるためのシューズ作りを持ち続けていました。我々は 今後もその熱意を持ち続け、走る事の楽しみを伝えて行きたいと思っています。

RUN NATURAL .

K. ゴールデン・ハーパー :創設者

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イノベイト/ベアグリップニューバランス/ミニマスなどの発売以降、急速に薄底ソールのミニマルシューズやゼロドロップ・シューズがクローズアップされてきたが、「ゼロドロップ」とは、上記の通り、ソールの踵部分からつま先部分への落差が全くなく、地面からの距離が均等であり、単純に言ってしまえば、ほぼサンダルやビーサンの平らなイメージ。今までの他のシューズは、この地面からの距離が、「ヒール2:つま先1」の比率を採用している。

これを読んでいる人にぜひやっていただきたいのが、裸足やソックスを履いている状態でいいので、その場で足踏みを始めてから、水平に移動せずに徐々にジョギングのスピードを上げてもらいたい。フォームを自分でチェックしていただきたいが、その時点で踵着地になっているだろうか?多くの方が土踏まずから足の前足部からの着地になっている事に気付くはず。次は、踵着地を意識してその場でジョグをしてみてほしい。何か違和感を感じないだろうか?腰やふくらはぎへの負担を感じるはず。

土踏まず部分からの着地をミッドフット走法。土踏まずの前部分から指の付け根辺りでの着地をフォアフット走法と現在呼んでいる。最近「フォアフットランニング」という言葉ばかりがランニングの流行やキーワードになってしまっているが、間違ってはいけないのが、「フォアフット」と呼ぶばっかりに前足部分のみしか使っておらず、踵まで着地していない状態。これでは、常にふくらはぎの筋肉を使って蹴り上げてしまうような感じになってしまうので、踵を上げた筋トレのような走りになってしまう。坂道を速く走ったりする時などの例外はあるが、足の着地の順番が土踏まずや前足部分を先にするという事であって、あくまでも、ナチュラルに着地の後半に踵を地面に付けて良い。

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短距離でも長距離でも、全開スピードで速く走りたいというと、様々な走り方があるであろうが、ここでいうナチュラルな走り方というのは、いかに身体に負担をかけずに長い距離が走れるかどうかである。それが自然とできていくことによって、「走る」という行為自体が、速くなるためのトレーニングや、部活のようなやらされるランニング、ダイエットや痩せるためのやや受け身的なランニングからシフトして、気持ち良いから純粋に走りたいという気持ちにさせてくれる。それ故に、もっと風やスピードを感じたいから走る速度やスピードが自然と上がり、周りからであればストイックと見られるようなハードなトレーニングも、自分が心地良いから自然とやるようになっていく。「速くなりたい」「長距離が走れるようになりたい」は、人間が本来持っているマウンテンバイクでいうサスペンションの役目となっている土踏まず(アーチ)の機能を早く取り戻し、自然体で走ることが最善の策ではないであろうか。要は、昔から日本人が使用している草鞋や地下足袋のように地面をダイレクトに感じ取れるモノの方が、一歩一歩足を出す時に岩や根っこにぶつからないように、足を引っ掛けないようになど、自分で考えながら前に進んでいる。

このALTRAゼロドロップシューズは、ソールが水平なことにより、ヒールストライク(踵着地)を減少させてくれる。また、ソール部分の着地面積を広げているおかげで、下半身、腰などの筋肉・関節・腱にかかるランニング時の衝撃をやわらげ、シューズのクッション性能に頼らない、より効率の良いナチュラルな正しいフォームが身に付く。

「これからの靴の役割は「衝撃吸収」や「固定」等ではなく、自然な走りを実現させるためのツールになります。」

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ALTRA 独自の男女別々のラスト(足形)デザインは、運動学の専門家がナチュラルな走りを実現するために、様々な最新の研究結果を採用し考案されている。人間が自然に歩いたり、走ったりすることによって、足の筋肉、皮膚、関節、骨そのものがどういう風に「足」が変化するか?通常のシューズであると、足全体にピッタリとフィットさせるようなモノが多い。特にロードランニング用のシューズは、人によっても異なるが、非常にタイトなサイズ選びをしている方が多いはず。上の裸足での動画でモロに分かると思うが、土踏まず辺りから着地をした際に、まず足の幅が大きく広がるのが分かる。そして、次に前足部分から足の親指や人差し指の先端まで体重を入れる行為により、土踏まずのサスペンション機能であるアーチがダウンして、足自体の縦の長さが変化するのである。この裸足での行為を分かり易く、足裏で体験し易くしたモノが、薄底シューズのイノベイト/ベアグリップニューバランス/ミニマス五本指ソックス

「着地して重心移動」というシンプルかつ難しいアクションがランニングなのであるが、この重心移動の際に、足幅が広がり、つま先の足指部分も自然に広がり、アーチ(土踏まず)のアップダウンのおかげで足自体の縦の長さも広がる。そこからインスピレーションを得て、このALTRAのゆったりとした独特のラストが生まれ、ナチュラルで疲労しにくいランニングが可能になった。足自体をリラックスさせる事で、ランニング時の最高のバランスと安定感を得る事が出来、着地時のショックを和らげる能力も高まる。

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Sky High Mountain Worksでは、トレイルランニングやロードランニングに関わらず、このALTRAシューズをハイカーにもオススメしている。「歩く」という行為は何気に簡単に見えて、実はシンプルかつ難しい。どれだけのハイカーが効率の良い疲労しにくい歩き方を意識して歩けているであろうか?体育会のように重い荷物を背負って根性だけのボッカ訓練なんてものだけでは、到底、超長距離なんて歩くことはできないし、トレイルランニングにしても、根性だけで100マイル(160キロ)なんて、とてつもない距離を走れる訳がない。足をどういう角度で、どの部分で先に着地して、足裏のどこを意識して、重心移動をしていき、足のどの部分で体重を抜けさせるか?非常に難しくもあり、やり甲斐がある行為なのである。

「走る」ランニングと、「歩く」ウォーキングやハイキングとは、どこが違うの?という事になるが、ジョギングペースからランニングの進むスピードでは、ミッドからフォアフット着地がベストであろう。ウォーキングやハイキングでは、スピードが遅くなるので、ナチュラルな歩き方をしようとすれば、自然と踵着地になる。ウォーキングのスピードでは身体への衝撃は少ないので問題なし。むしろ、フォアフットで歩いてみると分かるが、違和感があるはず。要は、ウォーキングやハイキングでの重要なポイントは、踵から着地をして、足をガニ股やO脚などには決してせず、きちんと真っ直ぐに踵からつま先まで足裏を通して意識しながら、身体の重心移動をしてあげ、つま先まできちんと体重を抜け切ること。これで、正しいナチュラルなハイキング・フォームが出来上がる。クライミングの遠いホールドを取りに行くのと同様で、足を乗っけるスタンスにどれだけ、きちんと身体の重心移動ができているかで、腕にかかる筋肉の負担が軽減できる。

結論としては、このALTRAシューズがあれば、ランニングでもハイキングでも、シューズの機能に頼るのではなく、きちんとした人間が本来持っている機能を引き出しながら、ナチュラルでランニングやハイキングができるって訳ですね。

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強い足部、下腿、大腿部はランニング障害のリスクを減らす最大の武器です。生涯スポーツとして広まるマラ ソンやジョギングの最大の敵はランニング障害です。楽しい「ランニング」をいつまでも続けるために、是非、「自然な走り方」を試してみてください。

男女の足部の違いを最も理解したデザイン:
ALTRA では男性用と女性用のシューズで、それぞれの部位で、異なるデザインを採用している。解剖学的に異なる2種類の構造に対応するために、ミッドソール、アウトソールのフィット感をカスタム化し、それぞれ違う型を作成し、仕上げています。業界の常識では「コスト削減」のために削れる行程は全て削るという考えからは逆行してしまいますが、自然な走り方を求める上で「フィッティング」を無視する事は出来ませんでした。
女性用では特に、ヒール部分が狭く、アーチ部は長く、甲は高くデザインされています。



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ALTRA / M's Lone Peak / US8.0-10.5 / yellow / 13,125 yen

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ALTRA / W's Lone Peak / US6.0-10.0 / gray / 13,125 yen

ロッキー山脈の一部で、ユタ州のビッグなトレイルランニング・エリアで有名な「ワサッチレンジ」のピークの一つから命名されたこの「ローンピーク」は、その名の通り、ガレ場や岩でゴツゴツしたトレイルが多い。こういう悪路でも100マイル以上楽々走れるように頑丈にデザインされたタフなシューズ。 ただ、見た目のタフさと頑強なイメージからは想像できないほど軽く(Men's 26.0㎝:302g、Women's 24.0㎝:252g)履いた感じもとても柔らかい。前記したALTRA独自のラストのおかげで、たまらなく快適なフィット感がある。つま先部分や前足部分がゆったりしているのに、土踏まずからヒール部分までをがっちりフィットしてくれ、ダウンヒルランニング時でも、足が前方へズレていき足の指が圧迫されることがない。

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さすがに、上記の写真のようにソールにこれだけネチャっとした泥がついてしまったらグリップ力はどんなシューズでも弱くなるが、きちんとした足先までの重心移動を意識した走り行えば、かなりグリップを効かせることができる。スピードを求めるランニング時は、やはり、もっと軽くてグリップ力のあるイノベイトなどをオススメするが、フラットなゼロドロップではあるが、クッショニング性能の高いソールが搭載されているので、長距離やガレ場が連続するトレイル、アスファルトでのロードセクション、レースであれば、信越五岳110、御岳100、来年開催予定のSTY&UTMFなど、そして、荷物が重くなる泊まりがけのファストパッキング、低山ハイキングやウルトラライトハイキングにベストなシューズと言える。

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シューズが幅広大きめで、ソールパターンの凹凸の高さが低めなので、MTBバイクライディング時などにもペダリングの相性が良く、バイクの担ぎや押しでも滑り易いトレイルでもフラットソールシューズよりはかなりグリップ力がある。

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ボディのカラーリングもきれいでカッコええし、土踏まずのサイド部分には、ワサッチ山脈のローンピークを形とったサポートが付いているのもニクい演出で、かなりCOOL!

あくまでも個人的主観ではあるが、イノベイト/ベアグリップニューバランス/ミニマスなどの全くミッドソールも無いようなミニマルシューズに、足裏からのガレや岩の突き上げを軽減させるためのソールを取り付けたようなシューズ。ある意味、HOKA ONE ONEまで極端なソールは使用していないが、ミッドからフォアフット走法を意識して走ることさえできれば、ソールのクッション性能が地面からの突き上げを防いでくれるというコンセプトは同様なのかもしれない。

もちろん、シューズ自体はALTRA独自のゆったりとした足型をしており、現在、市場でリリースされているミニマルランニングシューズの中では、一番ゆったりとしている。当然、足幅が広い日本人には非常に最適なシューズであるが、コンセプトが前記したミッドからフォアフット着地のために幅や縦を大きく作っているので、足幅が狭い人でもきちんとフィットしてくれる設計。

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幅広な足の方や、逆に足幅が狭い方は靴ひもで引っ張ってシューズ前足部分にあるバンドが当たって痛い方などは、このALTRAオススメの別の結び方を試してみて!ほぼすべての足型に対応する結び方で、前足部分をよりフリーにしてくれ、踵をより確実にバッチリとホールドしてくれる。シューズを履いている時間が長い長距離の山行ではかなり調子良い!

今までにはない非常に履いていて楽ちんなシューズ。ナチュラルなウォーキングやランニング走法を自然に覚えることができる正に新感覚なシューズ。ぜひとも、店頭でお試しあれ!

詳細
・ゼロドロップ  EVA/Aボンドミッドソール
・フット・シェイプ・デザイン
・男性用のラスト: FS-M
・NRS: Natural Ride System
・即乾性メッシュアッパー
・最小限のシーム
・アシンメトリック・レース、ヒールクロー
・高フィット感A-ラップ
・強化&サポート インソール
・ストーンガード/トレールラバー
・Drilex プレミアムライナー
・重さ: 283.5g

Mountain Running
UltraMarathon Racing
Peakbagging/Scrambling
Hiking
Fastpacking/Backpacking
Outdoor Multi-purpose
Everyday Wear




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