Chet Baker & Crew / Chet Baker

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夏になると必ず聞きたくなるアルバム。日本ではチェット・ベイカーというと、ヴォーカルものが人気だが、一曲を除き、このアルバムはすべてインスト。ピアニストのボビー・ディモンズらを従え、ジャケット通りの夏らしい、爽やかで気持ち良い演奏を聞かせてくれる。ヴォーカル曲は最後の 「Line For Lyons」 という曲のみだが、これがまたエンディングに余韻を残してくれる。ブルーノートのアルバム・ジャケットで、多くの作品を残した写真家ウイリアム・クラクストン。パシフィック・ジャズというカリフォルニアのレーベルでも、このアルバムを含む、多くのジャケットのマスターピースを残している。このレーベルから出ているアルバム達はどれもハズシがなく、すべて、夏や海が感じ取れる。PACIFIC JAZZ って名前を聞いただけでも、涼しくなるね。


 


Places And Spaces / Donald Byrd

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Blue Note に数多くの名盤を残すトランペット奏者ドナルド・バードの最高傑作。「Black Byrd」、「Street Lady」、「Stepping Into Tomorrow」、そして、この「Places And Spaces」、「Caricatures」をミゼル・ブラザーズがプロデュースしている。どれもが、完璧なプロダクションで、ジャズ・ファンク色濃いアルバム。その中でも、75年のこのアルバムが楽曲の素晴しさ、ジャケット・ワーク、トータル・アルバムとしてはダントツ。ミゼル・ブラザースのプロダクション名を、SKY HIGH PRODUCTION (スカイハイ・マウンテン・ワークスはここから) とネーミングしているが、これからの夏に向けてピッタリなサウンドが堪能できる。「Change」、「Dominoes」、「Places And Spaces」、などベースのチャック・レイニー、ドラムスのハービー・メイソンなど腕利きスタジオ・ミュージシャンが作り出す完璧なグルーブにヤラれること必至。テンプテーションズのカバー「Just My Imagination」のメローさも最高。
この曲は、テリー・キャリアーもカバーしているが、彼のバージョンも必聴。


 

Voices In The Rain / Joe Sample

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雨が多いしっとりとした季節に、一枚通して聞けるアルバム。ジョー・サンプルと言えば、クルセイダースだが、このソロでは、彼お得意の哀愁のあるメロディーを、ピアノと心地よいローズで聞かせてくれる。ブラジルの大御所フローラ・プリンをフィーチャリングした「Burnin' Up The Carnival」は彼女のソウルフルなヴォーカルと、ジョー・サンプルのピアノの掛け合いが最高なブラジリアン・ジャズ・ファンク・クラシックス。緑の爽やかなジャケットで有名な1stソロアルバムも、ビール片手に聞く最高なジャズ・フュージョン・アルバム。



 


Gears - Forever Taurus / Johnny Hammond

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「Gears」はミゼル・ブラザーズ率いるスカイ・ハイ・プロダクションのベスト・ワークスとも呼べる作品。エレクトリック・ピアノが全編に渡って聞け、エレピやアープの音色が好きな人にはたまらなく、気持ち良い。ファンキーでいて、洗練されたグルーブ。ロイ・エアーズにも似た浮遊感漂う音響空間が、スカイハイな気分にさせてくれる。「Los Conquistadores Chocolates」は、ラテン、ブラジル系のリズムが取り入れられた強力ジャズ・ファンク・クラシックス。ミゼル・ブラザーズお得意のコーラス・ワークが炸裂する「Fantasy」、ファンキーな「Shifting Gears」とジャズ・ファンク好きには一家に一枚の名盤。これに「Forever Taurus」というアルバムも2IN1にしたお買い得の輸入盤がある。前年にレコーディングされた「Gambler's Life」も、スカイ・ハイ・プロダクションでマスト・バイ!


 


 

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